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目指すゴール ではなく

そこまでの道のり を考える人たち。

そしてその道を、同じ速度で並んで歩いていける人たち。

 

勝ったり負けたり競ったりしない。

“味方は、4人だけ。”

 

絶対的に信じられるものなんて、何年生きていたってそうそう出会えるもんじゃないんですよね。

20年ほど前。

違和感しか感じていなかったという嵐に、いまこれだけの、最大限の、誇りと愛着を持って。そして誠意を持って。

 

嵐を好きになった2006年。

かっこよくてキラキラして、ちょっとおバカで。

だけどあの時彼ら、今もそうかもしれないけれど、自分で選んだものと与えられたものどっちが多かったんだろう?アイドルになってよかったと思えた日と何してるんだろうって寂しくなった日とどっちが多かった?

 

“誰も背中なんか押しちゃいないのに。”

 

ただひたすらに。

翔くんはよくこう言うけれど、それがどれだけ難しいことかはあの時の彼らと同じだけ年をとった最近の私には、身に染みて分かるような気がする。

明確なゴールなんてない。トップってどこなんだろう。そんな日々をひたすらに、目の前のことだけを頑張る。5人がほとんど同じ温度で。

 

こうありたいと思ってしまうよ。

頑張れ。

自分で選んだくせに、レールの上をそこそこ真っ直ぐ走っているつもりが、悩んだり迷ったり泣いたり転んだりしている30歳目前の自分自身へ。